2016年度 第9回市民講座「イノシシと日本人の関係史」

第9回目は「鳥獣害」のことを勉強します。近年、鳥獣害が全国各地に見受けられるようになり、農業生産に影響を与えていることが報道されています。里山の重要性が叫ばれている中、ヤマに住む動物たちといかに共生するかは、大きな課題です。講師は、宇都宮大学雑草と里山の科学教育研究センターの小寺祐二先生です。

Hoffmann, Hans - A Wild Boar Piglet - 1578

イノシシといえば、一昔前までは西日本を中心に生息する野生動物でした。しかし、その様相は近年著しく変化しています。関東地方などでの分布域回復を契機に、その分布域は東北地方まで到達しています。そこには農作物被害が発生しており、全国的な問題として取り上げられるようになってきました。

その結果、イノシシは食肉としての高い商品価値よりも、我が国随一の害獣としての地位を確立し、多くの農家を混乱状態に陥れています。長期的な視点で見れば、近年のイノシシ問題は特別なことではありませんが、一般的には短期的な視点で取り上げられ、異常事態化のように取り上げられています。

そこで今回は、日本に生息してきた野生のイノシシと人間との関係史について紹介していただき、近年発生しているイノシシ問題についてお話していただきます。多くのみな様の参加をお待ちいたします。

 

日程 2017年3月16日(木)
時間 (軽食)午後6:00~ (講座)午後6:30~8:30
会場 NPO法人民間稲作研究所 有機農業技術支援センター (上三川町下神主233)
(センター内30台駐車可。電車はJR石橋駅東口からタクシーで約5分)
申込み 問い合わせフォームから氏名・連絡先を添えてお申し込みください。
会費 1,000円(夕食代を含む)
定員 30名(先着順)

今後のスケジュールについては、2016年度 有機農業市民講座のご案内のページをご参照ください。