2018年度市民公開講座「女性農業者と語り合う」第6回のお知らせ

福田結美「私は丸福農園の総合職社員」

2018年度の市民公開講座は、『女性農業者と語り合う』をテーマとして行います。現在、「農業の六次化」にみられるように総合的な活動が求められ、特に女性の感性が鍵を握っています。県内各地で活躍している女性農業者の方々から、就農の動機や経営上の悩み・課題・抱負などお話していだたき、参加者の皆様とともに展開方策を考えてみます。

第4回目は、鹿沼市上日向にある「丸福農園」の福田結美さんです。丸福農園はトマト95aを主体にした施設野菜経営です。結美さんは大学・大学院で育種学を学んだ後、野菜苗や花苗を生産・販売する農業法人に就職。そこで現在の夫である茂輝さんと出会いました。

2人の就農を契機にトマトを周年生産とし規模拡大を図りました。就農当時は50aでした。生産面の拡大と合わせて、平成22年から加工にも取り組むようになりました。そのきっかけは、経産省+農水省の「農商工連携事業」の情報を入手したことです。

2年後には敷地内に加工施設を開設し、本格的に取り組むようになりました。今では、ジャムやジュースに加えてケチャップやピューレなど商品の数も増えてきました。

結美さんの活動の特徴として、情報収集の幅広さがあげられます。地元の商工会や直売所などは無論のこと、県段階では「6次産業化育成塾」「とちぎ農業女子プロジェクト」、国段階では「女性農業次世代育成塾」などで、経営者となるべく勉強しています。

昨年、正式に経営移譲され、二人の経営がスタートしました。加工部門の責任者ですが、生産管理・資金管理・雇用管理・販売管理など八面六臂の日々を送っています。

 

日程 2018年9月20日(木)
時間 (軽食)午後6:00~ (講座)午後6:30~8:30
会場 NPO法人民間稲作研究所 有機農業技術支援センター (上三川町下神主233)
(センター内30台駐車可。電車はJR石橋駅東口からタクシーで約5分)
申込み 問い合わせフォームから氏名・連絡先を添えてお申し込みください。
会費 1,000円(軽食代を含む)
定員 30名(先着順)
お願い ご連絡なく当日参加の方が増えています。事前のお申込みにご協力下さい。
食事の準備の都合上、9月19日の午前中までにお申込みください。

 
 

年間予定(変更の際は通知やホームページでお知らせします)

第1回 4月19日(木) 西山 未真さん[宇都宮大学]
第2回 5月17日(木) 前田 智恵子さん[大田原市]
第3回 6月21日(木) 山口 美樹さん[宇都宮市]
第4回 7月12日(木) 星野 恵美子さん[那須塩原市]
第5回 8月23日(木) 古沢 昌子さん[塩谷町]
第6回 9月20日(木) 福田 結美さん[鹿沼市]
第7回 10月18日(木) 小林 美香さん[栃木市]
第8回 12月20日(木) 西岡 智子さん[大田原市]
第9回 1月17日(木) 布施 智子さん[宇都宮市]
第10回 3月14日(木) 関塚 知子さん[佐野市]