第10回 食と農の戦後史 有機農業を核とした地域づくり
―地域づくりの夢を語る―
昨年5月にスタートしました本講座も、研究所の行事との都合で年度をまたぎましたが、最終回を迎えます。
振り返ってみますと、まず第1~3回は戦後70年の食と農の大きな流れを俯瞰しました。次いで、第4~7回はその大きな流れのなかのトピックな面―「スローフード」の誕生・世界文化遺産「和食」・「食べる」ことの意味・世界農業遺産―をクローズアップして、特徴点や課題などを明らかにしました。
そして、第8~9回は、前7回まで学んだ内容を我が国を代表する経済学者の理論により再整理を試みました。第8回は宇沢弘文東大名誉教授の「社会的共通資本」を、第9回は祖田修京大名誉教授の「総合的価値」を、それぞれ学びました。
過去を振り返っただけでは発展はありません。最終回の今回は、今までの学びを通して将来を見つめる議論を行いたいと思います。民間稲作研究所では、有機農業支援技術センターが保有するすべての生産要素を活用した「新有機農業公園」構想を、発展の戦略としています。その具体的デザインを稲葉光國代表から報告していただき、皆さんと夢を楽しく語り合いたいと考えています。
みな様の積極的な参加をお待ちしております。
日程 2016年4月21日(木)
時間 (軽食)午後6:00 (講座)午後6:30~8:30
会場 NPO法人民間稲作研究所 有機農業技術支援センター (上三川町下神主233)
(センター内30台駐車可。電車はJR石橋駅東口からタクシーで約5分)
申込み 氏名・連絡先を添えTEL/FAX 0285-53-1133まで。
かみ有協のホームページからも申し込めます。
会費 1,000円(夕食代を含む)
定員 30名(先着順)