第6回 食と農の戦後史 「つくること・たべること」の意味
―健康・栄養・医療―
1日3回の食事時間を2時間半とし、人生80年とすると73000時間となり8.3年分にも相当します。これだけの時間を私たちは有益に過ごしているでしょうか。
生命の健康的な維持が食べることの基本です。この極めて重要な我が国の食料は、量的には半数以上を外国に依存しており「安心感」はけっしてあるわけではありません。一方、質の面では、農薬残留・遺伝子組み換え・食品添加物などが「安全感」を脅かしています。
食料の基本的価値は「新鮮」「安全」「おいしい」であり、そのためには顔の見えるもの(身の回りのもの)を食べることが大切です。生産者・消費者を合体化した「生活者」の視点で、川下の食料消費から川上の農業生産まで強い関心を寄せる必要があるでしょう。
作物(家畜)を育てることは、経済的価値では計れない価値があります。自然の恵み、自然への畏怖の念が、「いただきます」「ごちそうさまでした」という感謝の言葉になります。大きい農業ばかりではなく、自給などの小さい農業も私たちにとって重要な存在です。母なる大地は多様な生物で構成され、「自然との共生」が今後の大きな課題です。
今回は、私どものポイント研修と稲作チャレンジで学ばれた生活者の方々も交え、上記の内容を話し合ってみたいと思います。
日程 2015年10月22日(木)
時間 (軽食)午後5:30~ (講座)午後6:30~8:00
会場 NPO法人民間稲作研究所 有機農業技術支援センター (上三川町下神主233)
(センター内30台駐車可。電車はJR石橋駅東口からタクシーで約5分)
申込み 氏名・連絡先を添えTEL/FAX 0285-53-1133まで。
かみ有協のホームページからも申し込めます。
会費 1,000円(夕食代を含む)
定員 30名(先着順)