第5回市民講座のお知らせ(9/17開催)

第5回 食と農の戦後史 「和食」を見つめ直す
―なぜ世界遺産になったのか―

前回の第4回目は、日本でも多くの人に好まれている「パスタ」を素材として、イタリア発祥の「スローフード運動」から食のあり方を勉強しました。今回は舞台を日本に移し、2013年(平成25年)に世界無形文化遺産に認定された「和食」について勉強します。
日本列島は南北に長く、四季が明確な日本には多様で豊かな自然があり、そうした環境の中で我が国の食文化が育まれてきました。このような、「自然を尊ぶ」という日本人の気質に基づいた「食」に関する「習わし」が登録の理由です。
「和食」には次の4つの特徴があります。①多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重:表情豊かな自然(地域)に根差した多様な食材、②健康的な食生活を支える栄養バランス:一汁三菜を基本とする日本の食事スタイルは理想的な栄養バランス③自然の美しさや季節の移ろいの表現:季節の花や葉などで料理の飾りつけ、季節に合った調度品や器で季節感を楽しむ、④正月などの年中行事との密接な関わり:日本の食文化は年中行事と密接に関わって育まれてきた。
「和食」は私達の極めて身近にある存在です。私達の先人が築いてきた食文化を改めて見直し、食の将来を皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

日程 2015年9月17日(木)
時間 (軽食)午後6:00 (講座)午後6:30~8:30 ※冬季は早くなります。
会場 NPO法人民間稲作研究所 有機農業技術支援センター (上三川町下神主233)
(センター内30台駐車可。電車はJR石橋駅東口からタクシーで約5分)
申込み 氏名・連絡先を添えTEL/FAX 0285-53-1133まで。
かみ有協のホームページからも申し込めます。
会費 1,000円(夕食代を含む)
定員 30名(先着順)