第10回有機農業推進フェアの開催について(ご案内)

前略 常日頃、私どもの活動につきまして、ご指導・ご協力をいただいておりますことに感謝申し上げます。

さて、第10回目を迎えました有機農業推進フェアにつきまして、本年度も下記のように開催いたしますので、ご案内申し上げます。 有機農産物の即売や青空オーガニックの食堂などは例年通りですが、午後開催の特別講演・シンポジウムは特別企画としました。

米・麦・大豆などの主要農作物は私たちの主食であり、いのちの源です。その種子は国や地方自治体が守るべき大切な農業遺産です。その役目を果たしてきた主要農産物種子法が廃止されてしまいました。種子の開発と保存そして安定的な供給は日本の農業生産の根幹を成すものです。その種子法を突然廃止し、それに代わる法律も制定しないという決定は、日本の法制史になかった珍事です。廃止され財政的裏付けを失った種子供給の制度は瓦解し、巨大な資本力を持つ「モンサント社」や「バイエル社」など海外の多国籍企業に独占される危険性が出てきました。「種子を制する者が世界を制する」という言葉の通りに我が国農業が多国籍企業に支配される前兆であると言っても過言ではありません。

この歴史的な危機にいち早く警告を発し、「日本の種子を守る会」を立ち上げました元農水大臣で弁護士の山田正彦氏をお迎えし、日本農業を守り、安全・安心の農産物を確保するための方策を、皆さん方と一緒に考えてみたいと思います。ぜひご来場をお待ちいたします。

第10回推進フェアー案内(PDF)

1.期日 平成29年11月19日(日)9時30分~16時30分

2.会場 上三川いきいきプラザ[上三川町上蒲生127-1 TEL:0285-57-0211

3.プログラム

9:00 開会あいさつ・出展者紹介
9:30~14:00 オーガニックマルシェオープン
有機農産物・加工食品の展示即売
11:00~14:00 青空オーガニック食堂
14:40~15:30 記念講演 山田正彦(元農水大臣・弁護士)
15:40~16:30 シンポジウム
― 種子法廃止の意味と議員立法「主要農作物の生産振興に関する法律案」について -