2016年第4回市民講座「東南アジアの農業を知る-ラオスを中心に-」

第4回は予定どおり東南アジアの農業問題を勉強します。講師は前回に引き続き、宇都宮大学農業経済学科の安藤益夫教授です。

Child and ox ploughing, Laos (1)

開発途上国の中でも、特に経済的・社会的に開発の遅れた国を、国連は後発途上国と位置づけ、重点的な支援に取り組んでいます。その多くは、アフリカのサブサハラ地域に集中しておりますが、我々にとって身近な東南アジア地域にも、依然として後発途上国が存在します。インドシナ半島に位置するカンボジア、ミャンマー、ラオスです。これらはASEAN加盟国にもかかわらず、タイやマレーシアやベトナムとの経済格差が大きく、その解消に向けた経済開発が緊急の課題となっています。

第4回市民講座では、ラオスを素材として途上国開発の現状と課題についてお話します。1980年代以降、中国・タイ・ベトナムなどの周辺諸国が急速に商業的農業生産を展開させたのとは対照的に、ラオスは2000年頃まで自給的な農業生産が支配的でした。ここでは自給的農業の実態と近年急速に始動した商業的農業展開への苦悩をお話します。

 

日程 2016年8月18日(木)
時間 (軽食)午後6:00~ (講座)午後6:30~8:00
会場 NPO法人民間稲作研究所 有機農業技術支援センター (上三川町下神主233)
(センター内30台駐車可。電車はJR石橋駅東口からタクシーで約5分)
申込み 問い合わせフォームから氏名・連絡先を添えてお申し込みください。
会費 1,000円(夕食代を含む)
定員 30名(先着順)

今後のスケジュールについては、2016年度 有機農業市民講座のご案内のページをご参照ください。